地域の転職情報 | 2021年6月1日

岩手のハローワークでブラック企業を見分ける方法

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公的機関であるハローワークには多くの求人情報が集まる一方、ブラック企業も紛れているといわれます。

ハローワークを利用することでより多くの求人情報を得ることができますが、ブラック企業への転職は何としても回避したいところです。

今回はハローワークの求人にブラック企業が多いと言われる理由とブラック企業を見分ける方法を詳しくご紹介します。

 

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1.そもそもハローワークとは?

ハローワークは厚生労働省が全国に設置する行政機関で、正式名称を「公共職業紹介安定所」といい、現在、出張所と分室を含めて全国544カ所に設置されています。

求職手続きや雇用保険手続きといった求職者向けサービスのほか、事業者向けのサービスも提供しています。

ハローワークの主なサービス

ハローワークには、仕事を探している求職者向けのサービスと人材を採用したい事業者向けの2つのサービスがあります。

求職者向けサービス

求職者向けサービスは、失業給付などの雇用保険手続き、仕事に関する相談を行う求職手続き、就職に関する情報提供や職業訓練など、大きく3つに分けられます。

【求職手続き】
求人検索、求職申し込み、職業相談、職業紹介

【雇用保険手続き】
失業給付、就職促進給付、教育訓練給付、雇用継続給付 などの各種手続き

【その他サービス】
就職・仕事に関する情報提供、職業訓練に関する情報提供、セミナー・面談会の実施

事業者向けサービス

事業者向けサービスは、人材の紹介、雇用保険の適用、助成金の手続きなど。

【人材の紹介をはじめとする採用関連】
求人申し込み、応募者紹介、人材募集、採用・配置などに関する相談・サポート、高齢者・障害者雇用管理のサポート、労働市場に関する情報提供など

【雇用保険の適用】
雇用保険被保険者資格の取得、喪失手続き

【助成金・給付金関連】
従業員を新たに雇い入れる場合の地域雇用開発助成金、トライアル雇用助成金など各種助成金や給付金の申請・手続き

岩手のハローワーク

岩手県には出張所も含めて、12カ所にハローワークがあります。

窓口の営業時間は、祝日と年末年始をのぞく月曜から金曜で、朝8時30分から17時15分までです。

ハローワークでは、求人検索や就職に関する相談はもちろん、応募書類の添削なども行ってもらえます。

岩手では、県内各所のハローワーク以外に専門支援施設として、おおむね15歳から39歳を対象とした「地域若者サポートステーション」や子育てをしながら働きたい方を支援する「マザーズコーナー」があります。

定期的に行われるセミナーやイベントは、岩手労働局HPで確認できます。

参考:岩手労働局 http://iwate-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/

2.岩手ハローワークの求人と利用状況

岩手県は、農業、林業、漁業などの第一次産業が盛んで、農業産出額は東北で2位、全国で見ると11位です。

第一次産業以外は、どんな求人があるのでしょうか。

参考:岩手県 産業 http://www.pref.iwate.jp/profile/001639.html

販売・サービス系職種、技術系職種が狙い目

岩手労働局が、平成29年11月に発表した「求人・求職バランスシート」で見ると専門的・技術的職業、販売やサービスの職業が、求人数に対して求職者が足りず、有効求人倍率が高いことが分かります。

技術・専門職では、建築・土木関連の求人数が800以上あるのに対し、求職者数が100人程度と有効求人倍率は約8倍に。

販売・サービス職は、おおよそどの職種も人材不足となっています。
岩手県では、営業職を含む販売・サービス系職種や技術系職種の求人が多く、逆に一般事務など事務系職種は、求人数に対して求職者数が多く、倍率が高くなっています。

岩手県の主な職種の求人・求職状況

参考URL:岩手県労働局 求人・求職バランスシート
http://iwate-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/roudoukyoku/gyoumu_naiyou/antei/_106912.html
http://iwate-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0114/2932/2911balance.pdf

初めての転職でハローワークの利用は77.3%

平成29年6月に行われた若年者雇用動向調査によると、77.3%の人(就業経験のある34歳以下)が初めての転職で、ハローワークを利用したと回答していました。

初めて転職をする方は、転職活動への不安からか公的機関であるハローワークを選択する人が多いのかもしれません。

参考URL:岩手県の若年者雇用動向調査結果 平成29年6月 P52 34歳以下の就労経験者
http://www.pref.iwate.jp/koyouroudou/koyou/060224.html
http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/060/224/koyoudoukou.pdf

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3.ハローワークの求人はブラック企業が多いと言われる理由

採用コストがかからず、雇用に関するサポートも行っており、地域の中小企業も気軽に利用できるのがハローワークの利点です。

ところが、下記の5つの理由からブラック企業の求人が紛れやすいといわれています。

(1)無料で求人の申し込みができる

行政機関であるハローワークは、無料で求人掲載の申し込みができるため、採用に関する広告費を抑えることができます。

しかし、求人掲載の敷居が低い分、離職率が高く頻繁に人材採用をしなければいけない企業が利用する可能性もあります。

(2)自由に記載ができる

ハローワークの求人票は、就業条件に違法性がなければ、仕事の内容や事業内容などを自由に記載することができます。

そのため、より多くの人が興味を持つように、良いことだけを書く企業が多いのも事実です。

(3)すべての求人申し込みを受け付ける

行政機関であるハローワークは、職業安定法により明らかな法令違反がなければ、求人申し込みのすべてを受理する義務があります。

(4)採用に不慣れな企業が多い

採用に慣れてない企業が、転職サイトや転職エージェントの利用方法が分からず、まずハローワークに求人を出す場合があります。

こうした企業は、採用に慣れていないというだけで、逆に定着率が良いホワイト企業の可能性もあります。

(5)助成金目当ての企業が紛れている

ハローワークを利用して、人材を採用すると厚生労働省から事業者に助成金が支給される制度があります。

この助成金目当てに募集活動を行う企業が紛れている場合があります。

改正職業安定法が成立

過去に記載内容と入社後の条件が異なる事例もあり、2017年3月に改正職業安定法が成立し、ハローワークに虚偽の求人を出した企業に罰則が設けられることになりました。

また、厚生労働省では2017年5月から、労働関係法に違反している企業を公開しています。

岩手県も岩手労働局のHPで企業一覧が公開されていますので、定期的にチェックしましょう。

参考URL:厚生労働省 改正職業安定法
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000172497.html
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000171017_1.pdf

参考URL:岩手労働局 労働関係法令違反
http://iwate-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/jirei_toukei.html
http://iwate-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0114/3415/20180109_kouhyoujianitirann.pdf

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4.ハローワーク求人でブラック企業を見分けるポイント

地域密着型であるハローワークは、地元の求人が数多く集まり、転職活動の情報収集には欠かせない存在である一方、ブラック企業が紛れている可能性もあります。

では、どうすればブラック企業を回避できるのでしょうか。

ハローワークの求人で、労働局が公開している一覧をチェックする以外にブラック企業を見分けるポイントをご紹介します。

(1)仕事内容の書き方をチェックする

ブラック企業は定着率が低いため、長期間にわたって求人を掲載していたり、一度に大量の採用をしていたりする傾向があります。

仕事内容欄は、応募数が増えるように具体的な仕事内容は書かず、ぼんやりとした表現を使用します。

<仕事内容が簡単すぎる例>
・お客様対応を含む一般事務
→事務職だと思って応募すると、テレアポなど営業的な業務も含まれていた。

・企画営業
仕事内容欄に「企画営業」や「提案営業」としか書かれていない
→新規開拓営業で、飛び込み営業だった。

現在はチェックが厳しくなり、具体的な仕事内容を書くように職員が促すようになりましたが、完璧に防げている訳ではありません。

応募する際は、給与や休日だけではなく、仕事内容や事業内容も丁寧に書かれているかを確認する必要があります。

求人票のここを見ればOK

ハローワークに掲載される求人票のサンプルです。
③は職種、④が仕事内容についての項目なので、まずはここをしっかりチェックしましょう。

また、仕事内容以外の欄もしっかりチェックし、不明な点があればハローワークの窓口で確認しましょう。

>>求人票でブラック企業を見抜くコツはこちら

参考URL:求人票の見方 http://tokyo-hellowork.jsite.mhlw.go.jp/kyushokusha/kyujin_kensaku/syokugyou_soudan/kyujinhyou.html

募集履歴をチェックする

ハローワークでは、求人を出している企業の過去2年の募集履歴を職員に確認できます。

過去2年間、とぎれることなく継続して募集をしている場合は、採用してもすぐに退職しているなど、定着率が悪い可能性があります。

逆に過去2年間募集履歴がなく、久しぶりの募集の場合は定着率が高い可能性があります。

いずれの場合も業種や職種によって異なり、特別な事情があることが考えられるので、自分勝手に判断をせず、職員に必ず確認しましょう。

HPや口コミサイトをチェックする

求人企業のHPがある場合は必ず内容を確認し、同時に口コミサイトを参考にするといいでしょう。

ただし、口コミサイトは会社に不満を持っている人が書き込みをしている場合が多いので、あくまでも参考程度に考えることをおすすめします。

2chや口コミの使い方はこちら

ハロワ検索を活用する

ハロワ検索では、企業名を入力すると過去2年間のハローワークでの募集実績を見ることができます。

無料で利用することができる上に、登録などの手続きも不要ですが、精度はあまり高くないようです。

ハローワークに行く時間がないときや、企業情報をすぐチェックしたいときに活用しましょう。

参考:ハロワ検索 https://hwsearch.me/

5.転職エージェントを利用すればブラック企業は回避できる!

ハローワークは地元の求人が多く集まり、誰でも気軽に利用できるというメリットがある一方で、ブラック企業が紛れているかもしれないというデメリットもあります。

これは、ハローワークだけではなく、転職サイトでも同様です。しかし、ブラック企業を100%回避することは容易ではありません。

そんなときは転職エージェントがおすすめです。

転職エージェントでは求人企業の就業条件や職場環境を詳しく聞き、じっくり検討した上で応募できます。

地域密着型の転職エージェントであれば、地元の優良企業の情報を得ることもできるでしょう。

ブラック企業を避けることはもちろん、より良い転職を目指すために無料で転職活動に関するあらゆるアドバイスがもらえる転職エージェントの利用をおすすめします。

 

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